(第2回)

 

「tu」 と 「ni」


 今日は1日もはやくマレー語を話し、聞き取れるようになるための豆知識をお一つご紹介いたします!

香港映画などをマレー語の字幕スーパー付きでやっているのを見るとよく分かりますが、

Apa tu ?  アパ トゥ? / Apa ni ? アパ ニ ?

Siapa tu ?  シアパ トゥ ? / Siapa ni ?  シアパ ニ ?

といった、`ni` や `tu` によく出会います。これらは `ini` や `itu` これ、それ、のそれぞれ語頭の `I` がつづく `ni ` や `tu` の上にアクセントをおいて発音されることによって弱まり、結果、聞こえにくくなり、例文のように発音されなくなっています。本来ですとこの 「これ」、「それ」、「なに」、とか 「これ」、「あれ」、「だれ」 は、それぞれテキストの最初の章で習いますが、こういった書き言葉、話し言葉で音便や無声音になってしまったいくつかの基礎語をひとつ、ひとつしっかりおさえてゆくとどんどん応用力がついて実践的です。もうひとつ付け加えて、この強勢が単語の後方に重みをかけて前方部の母音が消滅、あるいは軽く発音されるのと同時に強勢をおいた`ni` や `tu` の後に `h` のような破裂音が入り `nih` や `tuh` のようニットゥッと最後ぬけるようにの音を加えるように発音してもそれらしく聞こえます。お店などで

Berapa ini ? ブラパ イニ (これいくらですか)

Berapa nih ?  ブラパ ニッ

と言ってみてください。ぐんとマレー語っぽく発音できるはずです。

 


 

(第1回)

 

御馳走する(おごる) Belanja Makan ブランジャ・マカン


    日本人の皆さんは友人と一緒の食事の場合、やはり”割り勘”になりますよね。マレ ーシアにいると、この ”割り勘”は珍しく、誰かが全員分”おごる”のが主流みたいなんです。勿論”ぜっ たい”的ではないですが見ていると、誰かが”御馳走する”流れになって、そしてそ れが案外支払う人=おごる人も誇らしげというか、うれしそうなんです・・・・・。 日本では例えば誰かのお誕生日だから、、、とかの特別な理由がある時以外は自分で 食べた物は自分でとか、あるいは割り勘でという風に落ち着くのが(良い人間関係を 持つ上でも)流れ...。結構おごり上手おごられ上手になることがマレーシア人と 付き合う上でも重要だと感じます。  どういう時”あ、今日はこの人のおごりだな...”と判断するのかは、やはり注文の時「これここのオススメだから..」とか「それだけでいいの?」食事中も「さあどうぞこの皿は君がおわらせて!!」と率先して気を効かせてくれる人...でも おごるつもりがひょっとしたスキに相手が支払を済ませていたとなってはおお恥じ...。(実際いくつもこういう例をみています!) そこで、本当に御馳走する意図のあるひとは...

Hari ini saya yang belanja ya.   ハリ ニイ サヤ ヤン ブランジャ ヤ

今日は   私  が  出費する  ね → 今日は私のおごりよ!!

と早目に申し出ましょう!! 又、これにたいして相手がそれではダメ、どうしても自分が...と主張してきたら折れ上手にもならなくてはなりませんよね。そんな時役立つのが

Betul? OK, lain kali saya belanja ya. ブトゥル オッケー ライン カリ サヤ ブランジャ ヤ

本当?じゃあ 次回は 私 出費する わね。  

Terima kasih. テリマ カシ

ありがとう。 →そう?じゃあ(今回は甘えさせてもらって)次回は私がおごるわね

或いは簡単に、

OK! lain kali saya ya. じゃあ 次は 私 ね。

とだけ言っても通じます。 又、オフィス等で友人にお世話になった時に Terima kasih. Lain kali saya belanja makan ya ありがとう。今度 私 食事を御馳走する ね。 →お礼に今度御馳走させてね。 と言うのもよろこばれます。 マレーシアならではの流れですよね...。これは日本人のたてまえ的な表現ではなく、かな り本気で言われていると思います。

●おまけ 小話 

◇マレーシア人の食べることにまつわるお話し... ”御馳走する”でも紹介しましたが、マレーシアの人々は食事をする時にとるコミュ ニケーションをとても大切にします。 日本人もそうだと思いますが、忙しい生活をしている人はなかなか友人とそろってと か家族全員というのは難しい時代....。  私もどちらかと言えば食事よりしたいことがあって一人で好きなとき好きな場所で ササッと済ませるのですが、これがあまりマレーシア人には受け入れられないのです。 フライトで出先のホテルに滞在中も、自分なりにしたいことがギッしりあって忙しい のに、お昼、夜と必ずマレーシア人クルーから食事のお誘いの電話が来ます。「忙し いから済ませた」というと「誰と?」と聞き返され「え、一人だよ」と言うと「?? ?どうして私に声をかけてくれなかったのー!」と返ってきます。一人のクルーではなくほとんどのクルーが「一人で済ませた」と言うと信じられない変なことをしてい るかのように言うのです...。  話によるとマレーシアの人は”一人”ではなく”大勢”が好きみたいで、嫌われ ている人には滞在中”お誘い”がかからないそうなのです...。 ”声をかけない”行為は=仲間外れで、”一人”=”独り”というコンセプトなんだそ うです。だから”御馳走する”に関連して考えてみて、御馳走して上げて、それに対し 相手が ”じゃあ次回は私が” と言うことは必ず次の機会に又再び一緒に食事をすると いう約束みたいなもので(支払いが高い安いとかいうことより)”独り”でなく又幾人かで食べることができることへの期待がはたらいているような気がします。

 




に戻る